リーマンショックから1年が過ぎて、不動産業界はパッとしません。にもかかわらず、建売業者さんは同じことを繰り返しています。
何をしているのかと言いますと、仕入れる物件(売り地や古家付の土地)が無いので、また価格を競って買っているのです。一つの物件が売りに出ると、砂糖に群がる蟻の如く建売り業者さんが群がってくるそうです。
そうなれば当然、価格は釣り上りますよね?モノは一つしかなくて、そのモノを買える建売業者さんも1社しかないんですから。。。
こうなって来ると一般の消費者の方たちには、売り地の情報などはほとんど行き渡りません!ナゼか?
答えは簡単です。売主さんを仲介する不動産屋は、一般の消費者に売るよりも、建売業者さんに売ったほうが、買うか買わないかの結論も早くて、残金の決済も早くて確実ですから。。。
ある建売業者さんに聞いたところ、建売業界の大手が、今まで手を出さなかったような、面積の小さな土地(1棟しか建てられないような土地なので、1棟現場なんて言います)にまで手を出してきていると言っていました。大手が1棟現場の土地まで買いはじめると、価格はすぐに上がるそうです。
これは困りましたねぇ。。。また同じ過ちを繰り返してしまうのでしょうか?バブルの崩壊で痛い目を見たはずなのに。。。
土地を探している人は、理想の土地に巡り会うことは本当に難しいようです。なにしろ競合相手が建売業者さんでは絶対に勝てませんから。。。
でも、逆に考えると、いま土地を売ろうと考えている人にはチャンスなのかもしれません!?日本全国どこの場所も建売業者さんが買ってくれることはありませんが、それなりの場所であれば、売り時なのかもしれません。。。
不動産屋としては、土地の価格が下がり過ぎることは喜ばしい事ではないのですが、もう少し価格が下がらないと、一般の消費者にとってマイホームは本当に夢のまた夢。。。で終わってしまいますよね。。。
土地の価格が上がると困りますねぇ。。。今後どうなるのか?分かりません。。。。。。
有限会社タカスミコーポレーションの三井でした