先日、当社に某大手賃貸不動産会社(仮にE社としておきます。爆)の営業マンが来ました。この会社は「仲介手数料50%」を売りにしている、大手の不動産会社です。
この会社は、基本的に、自社で管理している物件しか、お客さんには紹介しません。にもかかわらず、当社のある物件をお客さんに紹介したいと来ました。ナンデ自社物件しか紹介しないかというと、自社管理物件だと、借主と貸主の双方から50%ずつ、合計100%の仲介手数料をいただける訳ですが、他社管理の物件だと、借主、貸主双方から仲介手数料がもらえないのです!貸主からの仲介手数料は当社がいただいてしまうためです!
簡単な流れを書くとこうです。
【E社管理物件の仲介手数料の流れ】
借主 50% → E社 ← 貸主 50% E社は合計で仲介手数料 100% となります。
(色んな名目で、その他にお金を貰っているという噂ですが、真相は良く分かりません。。。爆)
【当社が仲介に入ったときの仲介手数料の流れ】
借主 50%のみ → E社 / 当社 ← 貸主 50%のみ と言う流れです。
という訳で、当社が入ると、E社は仲介手数料50%しかもらえないのです。
原則、この会社はこういったお金にならない仲介は行いません。E社に、どこでどう話しが伝わったかは分かりませんが、とにかくお客さんに紹介したいと来たのです。(この時はお部屋の下見で当社に来ました)
でも、大家さんは最初から、E社には仲介手数料を支払う気は全くありませんでしたので、その旨伝えると、「どうにかして、大家さんから仲介手数料50%出してもらえないでしょうか?交渉の余地は無いでしょうか?」ってしつこく聞いてくるんです。
当然、わたしは「ダメです!御社に払ってしまったら、当社の手数料が無くなってしまいますから!」って断りました。
するとその営業マンは「お客様が納得すれば、礼金1ヶ月で募集しているところを、礼金1.5ヶ月に増額しても良いでしょうか?」って聞いて来たのです。
これまた、当然わたしは「ダメです!」って答えました。
その先のやり取りは、下記の通りです。(営業マン:E社。わたし:わ)
E社:
お客様が住みたいといって、気に入ってくれたなら、礼金を1.5ヶ月にしても問題は無いと思いますが。。。
わ:
大家さんは、礼金を1ヶ月にして募集しているのは、入居時のハードルを少しでも低くして、なるべく早く入居してもらいたいという希望があるからなんです!礼金を上乗せする事は、絶対に出来ません!もっと言うならば礼金を1.5ヶ月にして、その上乗せした0.5か月分の礼金を、御社に支払うというのは、御社の売りである仲介手数料50%と言う考えから、外れていませんか?
E社:
お客様にとって、「マイナスの仕方ない事」であれば、実行しませんが、「プラスになる仕方ない事」なら実行しても良いのではないでしょうか?お客様が納得してくれたら、お客様が本当に住みたいと思うお部屋なら、礼金を上乗せさせてもらっても良いと思いますが。。。
わ:
(この言葉でわたしは熱くなりました!ブチッと来ました!)お宅の話しを聞いていると、結局、自分の事と、会社の事しか考えていないじゃないですか!自分の会社は何が何でも仲介手数料100%は確保したい!そのためならば、お客さんや大家さんが多少の出費があっても構わない!って考えでしょ?お宅が部屋を借りるのに、礼金1ヶ月と、礼金1.5ヶ月のどっちが良いですか?
E社:
すみません。。。わたしの言葉が足りませんで。。。
わ:
言葉が足りないとかではなくて、礼金1ヶ月と、礼金1.5ヶ月のどちらが良いか聞いてるんですよ!
E社:
それは、1ヶ月の方が良いですよね。。。
わ:
そうでしょ!にもかかわらず、礼金を上乗せするとか、大家さんに手数料を払ってもらえないかとか、自分の事しか考えてないじゃないですか!本当にお客さんのことを考えているのなら、仲介手数料50%でも、お部屋を紹介すれば良いじゃないですか!本当にお客さんの事を考えているのなら!
って熱くなってしまいました。
結局、そのE社の営業マンは、その物件をお客さんに紹介することはありませんでした。(お客さんには、「もう決まってしまった」とか適当に言い訳したのでしょう。。。)
何が、お客様の為だよ。。。って感じですね。。。コマーシャルでは仲介手数料50%なんて言っておきながら、そんなのは見せかけ!大手の不動産会社が、仲介手数料50%だけで経営が成り立つ訳がありません!
久しぶりに熱くなりましたね。大手の営業マンがヌケシャーシャーと、こんな事を言うとは、チャンチャラおかしいですよ!
皆さ~~~ん!最初の条件よりも、礼金が増額されることなんて、ありませんからねぇ~~~!もしそんなことがあったら、そのお部屋は借りない方が良いですよぉ~~~!
いやはや、不動産屋は何でもありですねぇ。。。
板橋区練馬区和光市の不動産情報
有限会社タカスミコーポレーションの三井でした