今日は、以前当社であった本当のお話しです。今から5~6年前でしょうか?ある戸建の貸家の住人が、貸家の中で、首吊り自殺をしたのは。。。第一発見者はわたしの上司でした。お気の毒でしたね。。。その後、その貸家は取り壊されて今は、もうありません。
でも、こう言ったお部屋って少なからず、あるんですよね。。。どこかに。。。
そこで問題です!
「過去に、自殺や殺人事件などがあったお部屋は、次の入居者にその事実を説明しなくてはいけないでしょうか?」
正解は、重要事項の説明で、そのことを説明しなくてはイケマセン!こう言ったことを心理的瑕疵とか言うんです。例えば、「その事実を聞いていたら、その部屋は借りなかったよ!」なんていう事をさします。
具体的に言うと、自殺とか殺人事件、殺人に近いような傷害事件なども含まれるでしょう。あとは、近隣に騒音おばさんみたいな人が居るとか、暴力団事務所があるとか。。。どれもこれも嫌な事ばっかりですよね?(中には、気にならないよって言う人も稀に居ますが。。。笑)
仮に、この事実を言わないで、入居者に新たに借りてもらったりして、後でその事実を知ったなんて場合は、不動産屋は弱いです。。。訴えられてしまいます!(爆)。
このケースは、売買にも適用されます。借りたお部屋なら、引っ越せますが、買ってしまった建物に心理的瑕疵があったなんて事が、後日、判明したら目も当てられませんね。。。売るに売れないし、ローンは残ってるし。。。裁判で労力と時間と費用を掛けて、賠償金をもらっても、過去の事実は消えませんしね。。。
以前も書いた事があるかもしれませんが、ある不動産屋さんが言ってました。「都内で人の死んで無い場所を探す方が難しいよ!関東大震災とか、空襲で至るところで人が亡くなっているんだから!」なんて言う不動産屋さんが居ました。いまから60年も100年も前のことならば、恐らく普通の人が聞いても、気にしない事でしょう。。。でも、数年前とか、10年位前に自殺や殺人事件が有ったって聞いたらどうでしょう?
わたしは、嫌ですねぇ。。。知らなければ何も問題がありませんが、いずれ分かることでしょうから、初めから告知しておいた方がベストです!当社で管理している物件にお住まいの方は、安心してください!管理している物件で過去に自殺とか、殺人事件があったお部屋はありませんから!
ちなみに、お部屋での病死は心理的瑕疵には該当しないようです。まぁ不動産屋として言いたくないことは、先にこちらから言ってしまうことが、あとあと楽です!借りてもらうにしても、買ってもらうにしても。。。本当はそんな過去が無い物件が一番良いんですがね。。。
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有限会社タカスミコーポレーションの三井でした。